けさ、チン電を撮りに行くとき、阪堺電車の我孫子道駅で電車を降りて歩いた。
駅に隣接する車庫を見ると、レトロな「モ161形」の電車の「164」が行き先を表示してとまっていた。
「おっ、これは164が通常運行されるな。撮影のチャンスだ」と思った。
しかし、優先すべきは大和川での撮影だったので、そのときは素通りした。
大和川での撮影を終え、我孫子道駅まで戻ると、当然ながら164の姿はなかった。
そのとき、以前、神ノ木駅でチン電を撮ったとき、同じように撮影していた青年が「阪堺電車の運行状況がリアルタイムで表示されるアプリがありますよ」と教えてくれたのを思い出した。
すぐにダウンロードしようとしたが、うまくいかず、一旦、部屋に帰ってスマホを操作し、何とか見ることができるようになった。
それからが大変だった。
部屋で作業をしているときも気になって、しょっちゅうアプリを開いて見ていた。
作業を終えて、「さあ、164を追いかけるぞ」と思ったときはすでに夕方だった。
遠い駅まで足を延ばすと暗くなるので、近場の松虫駅へ行った。
それを終えて、西成まで戻ってアプリを見ると、今池駅へ行けば撮れそうで、急いで駅へ行った。
きょうの午後は、スマホに操られるような行動だった。
アプリは便利だが、それに振り回されるのもどうかと思った。