初日の出はあべのアルカスで

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あべのハルカスの陰から姿を現したきょうの朝日。元旦だから初日の出といっていいと思うが…

新しい年が明けた。

毎年、元旦はどこで初日の出を撮ろうかと考える。

今年は大阪府の最高峰である金剛山(山頂は奈良県にあるが)に昇る初日をと考えていた。

しかし、きのう京都丹後鉄道を撮りに行くとき、福知山線の電車の中から金剛山のあたりを見たら、淡路島方面から流れてきた厚い雲が帯のように連なっていた。

「こりゃだめだ」と思った。

そこで、初日の出の定義を自分なりに考え、「山や海といった自然の造形物から昇ればいいってもんじゃない。ビルの陰から出てきた朝日だって立派に初日だろう。水平線にしたって地平線したって、地球という球体の陰なんだから」ということにした。

 

前置きが長くなったが、きのうの京都丹後鉄道の撮影で、体力と金をそがれたため、初日の出の撮影は身近な場所でと割り切ることにした。

そこで向かったのが、あべのハルカスを見上げるポイントだった。

日本一ののっぽビルの陰から姿を現す初日は、それはそれで価値があると思った。

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このところ定番になっているポイントへ行った。空はそれなりに染まっていたが雲が多かった

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午前7時の開門を待って、天王寺動物園の上を通る歩道に移動した。赤く染まった雲がぽっかりと浮かんでいた

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天王寺動物園の上の歩道だと、初日があべのハルカスに隠れることなく出てしまいそうだった。天王寺公園の入り口に近い場所に移動した

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午前8時48分、日の出の時刻(きょうは午前7時5分)を2時間近く過ぎたころ、あべのハルカスの陰から太陽が顔を出した。日の出というにはあまりにも間延びしているが

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歩道も明るく照らされ、新しい一年の最初の朝らしくなった