きょうも週末恒例の中村食堂詣でをした。
中村食堂に着いたのは午後6時すぎといつも通りだったが、店の前に赤ちょうちんはなく、おばさんがのれんをしまおうとしていた。
慌てて「もうおしまい? ちょっと早いんじゃないの」と声を掛けたら、「お客さんおれへんから、早じまいしようと思うてな。まあええわ。入って」と言われ、元に戻ったのれんをくぐった。
きょうは中村食堂での注文を事前に決めていた。
このところ朝晩がめっきり寒くなり、冬の足音が聞こえるようになった。
「冬来りなば、中村食堂で温まろう」と、熱かんと湯豆腐から始めようと思っていた。
家庭的な温かさを感じる中村食堂の本領が発揮されるのは、やはり冬だろう。