おととい、京都の嵐電北野線の電車を撮り歩いたとき、「鳴滝駅」で電車を降りた。
昼をたいぶ過ぎた時間で、かなり腹が減っていた。
「近くにいい感じの食堂でもあればいいんだけど」と思って駅を出たら、そこに私の思いにどんぴしゃといえるような食堂があった。
その名は「千成餅食堂」。
ひなびたそのたたずまいに吸い寄せらるようにして、店ののれんをくぐった。
店のおばさんと少し話をした。
この店はご主人と二人で切り盛りしており、開店から40年になるという。
私が京都の市電に乗って大学の試験を受けに行ったことや、そのときたまたま雪が降り、白く雪化粧をした銀閣寺を見に行ったことなどを話し、大いに盛り上がった。