きのうからきょうにかけて京都へ行った。
プロ野球のヤクルトファンである友人の誘いで、祝勝会を開くという名目だった。
せっかく京都へ行くんだからと、きのうは少し早めに仕事を終え、明るいうちに京都に入った。
お目当ては東山界隈から見る京都の夕焼けだったが、地下鉄の駅から出て西の空を見たら、厚い雲が広がっていた。
「ここは京都だ。夕焼けにこだわる必要はない。撮りたくなるものはいくらでもあるだろう」と歩き始めた。
すぐに水路に覆いかぶさるように実をつけた柿が目に入った。
その流れが琵琶湖疏水であることもすぐにわかった。
「ようし、きょうは夕暮れの琵琶湖疏水と向き合おうじゃないか」と思い、流れをさかのぼった。