次々に現れる「かかし」

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近鉄吉野線の壺阪駅の近くにあった「かかし」

きのう、近鉄吉野線の壺阪駅に近い棚田での撮影を終え、駅まで戻った。

少し疲れていたのでそのまま帰るつもりだったが、前回来たときにほんのさわりだけ撮った「かかし」が気になった

「せっかくここまで来たんだ。かかしたちに会いに行こうじゃないか」と思い、パンフレットを片手に歩いた。

 

「高取かかし祭り」のイベントの一環であるかかしの展示は、江戸時代の風情が残る土佐街道沿いを主会場としている。

街道を歩いたら、かかしが次々に現れた。

それぞれに個性があり、じっくりと撮影していると、時間はあっという間に過ぎていった。

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展示館にあったかかし。ひな壇の周りにかかしがいて、ちょっと不気味でもあった

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編み物をするおばあさんと孫というほのぼのとしたかかし

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昔ながらの家の玄関先にかかしが並んでいた

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かかしが祭りのみこしを引いていた

江戸時代、このエリアは高取藩2万5千石の城下町だった。

土佐街道はそのメーンストリートだった。

この街道沿いは見応えがあり、かかしがなくても訪れる価値が十分にあると思った。

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土佐街道。このエリアは昔から薬の町として知られているということで、「漢方薬」の看板を掲げた家もあった

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時代劇に出てくるような屋敷が、医院として現役で活躍していた。藤田まこと扮する中村主人が門を開けて出てきそうだ

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たばこの看板も表面にさびが浮いて味わい深い。街道の風情にマッチしている