秋雨前線の短いあいさつ

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けさの「あべのハルカス」。雲の切れ間が赤く染まった

きのうの朝、ラジオの天気予報を聴いた。

「秋雨前線の影響で、近畿地方はこれから雨模様の天気が続くでしょう」なんて言っていた。

「秋雨前線?」と耳を疑った。

立秋を過ぎて暦の上では秋でも、しばらくは真夏のような天気が続くと思っていた。

「さて困ったな。せっかくのお盆休みなのに帰省もできず、天気も悪いとは…」とちょっと暗い気持ちになった。

 

で、けさ早く、「あべのハルカス」を望むいつものポイントへ行った。

部屋のベランダから見たところ、西の空の雲は薄く、染まりそうな気配があったからだ。

しかし、ハルカスを見上げたら、背後の空が厚い雲に覆われていた。

それでもしばらくすると雲の切れ間が赤く染まり、やがて背後の空全体が多少なりとも色づいた。

それもほんの5分ほどの出来事だった。

「しばらく居座るからよろしくな」という秋雨前線の短いあいさつだったのだろう。

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あべのハルカスを見上げるポイントに着いたとき。日の出の時刻(きょうは午前5時16分)の15分ほど前だが、朝焼けは何の音沙汰もなし

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空が辛うじて紫色に染まってくれた

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空は急速に色あせて、前線の影響を感じさせる天気になった。しばらくはこんな空と付き合わなければならない