大阪城公園で「達人」に出会う

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大阪城の夕景。空が思っていたようには染まらなかった

あすから2連休で、土曜日に出勤するとまた休み。

気持ちにゆとりがあり、仕事が終わると、「さて、どうしようか」と空を見上げた。

西の空に雲がかかっていて、きのうと似たような状況に思えた。

「よし、きのうが通天閣なら、きょうは大阪城だ」と、大阪城公園へ行った。

そこで「達人」に出会った。

 

大阪城の外堀沿いで天守閣が望めるポイントは意外に少なく、きょうもそこへ行った。

すると1人のおじさんがカメラを構えていた。

私が「ここに三脚を立ててもいいですか」と聞くと、こちらをちらっと見て、「三脚? 好きにしたらええがな」と言う。

ぶっきらぼうな受け答えだ。

まあいいかとスタンバイすると、頼んでもいないのに、おじさんは自分の撮った写真を見せ、「毎日来んと、こんな写真は撮れんよ」「きょうはきれいには染まらんな。またあしたや」と、日の入りの時刻のかなり前に自転車に乗って行ってしまった。

 

「何を偉そうに。染まるか染まらないか、待ってみないとわからないじゃないか」と思いながらチャンスを待った。

しかし、日の入りの時刻を過ぎたころ辛うじて雲が赤くなったものの、おじさんが言ったようにきれいには染まらなかった。

毎日来ているだけのことはある。

私は達人の域には程遠いなと思った。

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外堀のほとりに立ったのは、日の入りの時刻(きょうは午後7時9分)の20分ほど前。まずまずの雲できれいに染まりそうだと思っていた。このときは隣におじさんがいた

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徐々に雲が薄くなり、墨絵のような光景になった

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染まった雲も長続きはせず、急速に色あせていった

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前回と同じように、外堀から北の方を見たら、そこそこきれいに染まっていた