きのうの仕事帰り、東大阪市役所北の公園でクマゼミを探していたとき、ふと見ると市役所の庁舎が夕日を浴びて赤く輝いていた。
私は初めてこの庁舎を見たとき、「バベルの塔だな」と思った。
バベルの塔は旧約聖書の創世記に記されている伝説の塔で、人間が天にも届くような塔を築き、それを神が人の言葉を混乱させることによって中止させたという物語だ。
東大阪市役所の庁舎は、周辺の街並みにそぐわないほど突出していて、私にはバベルの塔に見えた。
そして、夕日を浴びた姿を見て、「バベルの塔燃ゆだな」と思った。