通天閣のそばでこてこての町中華

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通天閣のすぐそばにある町中華「香港」

きょうは仕事帰りに、猫を探そうと新世界に寄った。

天気が悪く、気合もいまひとつ入らず、猫を撮ることはできなかった。

 

午後6時を過ぎ、「腹が減ったな。何か食べたいけど、どうしたものか」と考えたとき、ふとこてこての町中華へ行きたくなった。

当てがあった。

通天閣のすぐそばにあるいかにもという店で、新世界らしい雰囲気があった。

その店の名は「香港」。

外から見ても客が多いのがわかり、けっこう緊張しながら店に入った。

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店はカウンター席だけ。細長い造りになっている

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初めての中華の店なので、まず「ギョーザ」(税込み300円)で様子見をする

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この店はギョーザの食べ方にこだわっている。店の主人がギョーザを持って来る前に、小皿に酢、コショウ、ラー油を入れ、「うちの店ではしょうゆなし」と言った。正直、「俺はギョーザの本場・中国で鍛えられているんだ。要らんことをするな」と思ったが…

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店のこだわりを尊重して食べた。これがなかなかのもので、あっさりとしたれでギョーザの味や香ばしさが存分に楽しめる。いい勉強になった

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主役は「炒飯」(税込み600円)。これも味わい深かった

店の外で主人と少し話をし、この店が60年近い歴史を持っていることを知った。

60年前と今では新世界の雰囲気が一変していることだろう。

その中で、これだけ長く続いているだけでもすごいと思う。