「更科」でそばをじっくり味わう

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「総本家 更科」。通天閣のすぐそばで存在感を放っている

大阪府に先月25日に発出された緊急事態宣言が、きょう、今月31日まで延長された。

外食しない生活にも慣れたが、それでも、たまには外でうまいものを食いたいという思いになる。

きょうはそんな思いをかなえようと、通天閣のすぐそばの「総本家 更科」へ行った。

 

「総本家」という冠が付くこの店は全国の更科の原点で、創業は明治40年、100年を超える歴史を持つそばの老舗だ。

去年8月に初めて行ったときは、そんな店だとは知らず丼物を食べた。

その後、店の歴史を知って、「せっかくの老舗なのに、そばを食べないなんて」と少々後悔し、改めてそばを食べに行こうと思いながら、先送りしていた。

きょうは、「緊急事態宣言で酒が飲めないなら、そばをじっくり味わおうじゃないか」と思い、老舗ののれんをくぐった。

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更科ののれん。文字が右から左へ書かれているところにこだわりを感じる

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店に入ると老舗の雰囲気を感じる。テーブルにはアクリル板が設置されているが、私のほかに客はいなかった

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壁に貼られた品書きが味わい深い

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注文したのは「ざるそば」(税込み700円)。「更科そば」はそばの実の白い部分だけを使って打っているという。確かにざるに載ったそばも白い

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最初は、そばの先だけをつゆに漬けるというこだわりの食べ方をした。しかし、そばの香りが弱いため、この食べ方は適さないと思い、次からはつゆにさぶんと漬けて食べた

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最後の楽しみはこれ。そば湯をつゆに加えて飲む。そば湯が白濁していないので、あっさりとした味だった

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店の前の通りから見た通天閣。人通りはほとんどない