2021-04-01 嘆きの壁の番人 きのうの夜、家の近くの路地を歩いていたら、猫が飛び出してきた。 その猫は私を警戒し、私がゆっくりと近づくと、その分だけ後ずさりした。 それを繰り返しているうちに、猫は家と家の隙間に入っていった。 私もそこに行くと、突き当たりの壁の下に猫がいた。 そこは飛田新地の「嘆きの壁」から続く上町断層の崖の下で、猫は嘆きの壁の番人(番猫?)のように見えた。 私が近づいてもにらみを利かせるだけで動かず、「ここから先は通さんぞ」と言わんばかりだった。 なかなか肝の据わった番人だ。 嘆きの壁の下にいた猫