先日、茶臼山から通天閣と三日月を撮ったあと、新世界へ行って猫を探した。
時々立ち寄る小さな神社「福永大神(ふくながおおかみ)」の前を通りかかったところ、境内に1人の男性と2匹の猫がいるのが見えた。
野良猫(まち猫)の撮影を快く思わない人もいるので、その男性が立ち去るのを待って境内に入った。
猫はすばしっこく、なかなかカメラを向けられないでいると、その男性が戻ってきて、「猫を撮っているんですか。ありがとうございます。私がいると猫は安心しますから、どんどん撮ってやってください」と声を掛けられた。
事情を聞くと、その男性は周辺の住民の了解を得ているらしく、猫の世話をして2年余りになるという。
2匹の猫はその男性の周りを動き回り、1匹の猫が木の切り株の上に座った。
男性は「この猫のお気に入りの場所なんですよ」と言っていた。
親切な男性に世話をしてもらって、2匹の猫は幸せだなと思った。