私の仕事場に近いマンションで、最近、赤と白の花が1本の木に入り乱れるようにして咲いている。
「紅白」で縁起がいいし、見栄えもするのだが、同じ木に違う色の花が咲くのが不思議だった。
きょう、その木を撮りに行き、ネットで調べてみた。
その木の名は「源平花桃」だと思われる。
源平花桃は本来、赤い花を咲かせる遺伝子を持っているが、その遺伝子の働きを阻害する遺伝子も併せ持っていて、赤くなれずに白くなる花も存在するらしい。
源平合戦で源氏が白旗、平氏が紅旗を掲げて戦った故事にちなんで「源平咲き」と呼ばれているそうだ。
興味深い話だが、花をめでる際に理屈は関係ない。
しばらくは紅白の花が私の目を楽しませてくれるだろう。