「マルちゃん」との遭遇

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路地でにらみを利かせる「マルちゃん」

先日、仕事帰りに地下鉄の動物園前駅で電車を降りて、いつもの道を歩いて帰った。

猫をよく見かける路地に差し掛かったとき、1匹の猫の姿が目に入った。

悠然と歩いていて、このあたりを縄張りにしているように見えた。

 

私が近づいてもそれのほど恐れる様子がないので、カメラを向けていると、近所のおじさんが「マルちゃん、写真を撮ってもらっとるんか。きれいに撮ってもらいや」と声を掛けた。

「この猫はマルちゃんっていうんですか」と聞くと、「ほら、ここの喫茶店『マルフク』で面倒を見てもらっとるからマルちゃんや」と教えてくれた。

 

西成の猫はそれぞれに人といい関係を築いている。

西成では人だけでなく、猫もたくましい。

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路地の隅でくつろぐマルちゃん

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何かの危険を察知したのか、自転車の陰に隠れた