けさ、東大阪市役所の少し北にある大阪府立中央図書館の脇を通りかかったとき、「あっ、桜がきれいに咲いている」と思った。
図書館の建物のすぐそばに2本の木があり、淡いピンクの花が満開に近かった。
「こりゃ撮らないわけにはいかない。しかし、この時期に咲く桜って何なんだ」と思いながら撮影した。
その桜のような木が気になって、昼休みに再び行ってみた。
木に掛けられたプレートに「ベニスモモ」と書かれていた。
「えっ、これが桜じゃないなんて」と思い、調べてみると、ベニスモモはバラ科サクラ属の植物だとわかった。
「桜の親戚なんだな。道理で桜に似ているわけだ」と納得した。
そしてもうひとつ。
昼に行ったとき、ベニスモモの木に緑色の小鳥が飛来し、「おっ、ウグイスだ。春らしさ満点だな」と思った。
ところが調べてみると、私がウグイスだと思っていた鳥は「メジロ」だった。
ウグイスは茶色に近い地味な緑色であることもわかった。
道理でホーホケキョと鳴かず、チュンチュンとスズメのような声で鳴くわけだ。
桜、ウグイス、ああ勘違いといったところだった。
この姿を見て「桜だ」と思うのは私だけではないはずだ