やっぱり木の上にいた又三郎

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木に登った「又三郎」

きのう仕事が終わってから、東大阪市役所の北にある公園に寄った。

園内にある桜の木に登っている猫が遠くからでもよく見えた。

「おっ、又三郎はやっぱり木の上にいるんだな」と思い、静かに近づいた。

 

その猫は数日前に同じ木に登り、忽然といなくなって、私に「まるで風の又三郎のようだな」と思わせた。

きのうの又三郎はずっと私の近くにいて、小説の主人公ではないことがわかった。

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しばらくは夕日を背にしていたが、やがて向きを変え、夕日を浴びながら桜の枝をなめるようなしぐさを見せた

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木から下りたかと思うと、石碑に登った。前回と同じ行動だ。その後、又三郎は餌をくれるおばあさんが近づいたのを感じ取り、石碑からそそくさと下りていった