中村食堂で「生ずし」

土曜日のきのうも当然、仕事だ。

若いころは「休みなんて週に1日あれば十分だ」なんてうそぶいていたが、寄る年波には勝てず、「週に1日だけの休みだと、疲れが徐々にたまっていくな」と思うようになった。

そんな疲れを少しでも癒やそうと、仕事が終わってからいつもの中村食堂へ行った。

 

おばさんは「常連さんのために、いろいろ新しいメニューを考えなくちゃね」と常々言っていて、きのうは新登場の「生(き)ずし」があった。

大阪に来て初めて聞いた名前ながら、生ずしが酒のつまみの定番である「しめさば」であることは知っていたので早速、注文した。

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きのうの中村食堂。仕事が終わろうかというころ、ちょっとしたアクシデントがあり、到着が遅くなった

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これが「生ずし」(税込み300円)。酒のつまみにもってこいだ

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酒は控えめにということで、「缶チューハイ」(税込み250円)のうちアルコール度数の高い1本だけにした

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生ずしで海の幸を味わったんだからと、締めも海の幸にした。「昆布うどん」(税込み250円)で、海の幸というのがはばかれるようなとろろ昆布が載っていた

ちょっと気になって、「生ずし」を調べてみた。

大阪でその名を初めて聞いたときは、「どんなすしなんだ」と思ったが、めしなしの切り身で食べるのが一般的だという。

西日本で「生ずし」、東日本では「しめさば」と呼ぶらしいが、西日本の一部である私のふるさと岡山では聞いた記憶がない。

生ずしと呼ぶエリアで、めしに載せてすしにしたものは「生ずしずし」になるそうなので、一度その面白い名前のすしを食べてみたいものだ。