土曜日のきのうも当然、仕事だ。
若いころは「休みなんて週に1日あれば十分だ」なんてうそぶいていたが、寄る年波には勝てず、「週に1日だけの休みだと、疲れが徐々にたまっていくな」と思うようになった。
そんな疲れを少しでも癒やそうと、仕事が終わってからいつもの中村食堂へ行った。
おばさんは「常連さんのために、いろいろ新しいメニューを考えなくちゃね」と常々言っていて、きのうは新登場の「生(き)ずし」があった。
大阪に来て初めて聞いた名前ながら、生ずしが酒のつまみの定番である「しめさば」であることは知っていたので早速、注文した。
ちょっと気になって、「生ずし」を調べてみた。
大阪でその名を初めて聞いたときは、「どんなすしなんだ」と思ったが、めしなしの切り身で食べるのが一般的だという。
西日本で「生ずし」、東日本では「しめさば」と呼ぶらしいが、西日本の一部である私のふるさと岡山では聞いた記憶がない。
生ずしと呼ぶエリアで、めしに載せてすしにしたものは「生ずしずし」になるそうなので、一度その面白い名前のすしを食べてみたいものだ。