きょうは仕事が終わってから西成までまっすぐ帰り、「一度は寄らなきゃ」と思っていたラーメン店に行った。
その店の看板に「何で素通りやねん」と大きく書かれていて、「そう言われて素通りばかりしていては」と思っていた。
このご時世のご多分に漏れず、その店も客の姿はほとんどなかった。
そして肝心のラーメンも、私の拙い舌には「これで本当にやっていけるの?」と感じられたが…。
かなり疑問の多いラーメン(店では「中華そば」だが)だったので、店員に聞いてみた。
すると「和歌山に5、6軒こんなラーメンを出す店があって、オーナーがそれをやりたいということで出した店なんで」という答えが返ってきた。
和歌山ラーメンといえば、1年ほど前に和歌山駅前の「清乃」で食べたときのうまさが強烈に印象に残っている。
それとはコンセプトも味もかなりの隔たりがある。
仮に紀州中華そばと和歌山ラーメンが別物だとしても、この店の味を肯定する気にはなれない。
何を出して商売しようが勝手だが、「これで繁盛するとは到底思えないけど」というのが正直なところだ。