
大阪阿部野橋駅を発車する「青のシンフォニー」
私はもともと鉄道ファンではない。
しかし、大阪で働くようになってからチン電を中心に電車を撮り歩き、いつのまにか少しだけ電車にも興味を持つようになった。
今では「プチ鉄ヲタ」だなと思っている。
最近、そんなプチ鉄ヲタの血が騒ぐ列車を見つけた。
近鉄の特急「青のシンフォニー」だ。
通勤で使う地下鉄中央線の車内のポスターを見て知った。
そのときは「難波駅発だと、撮りに行くのに時間がかかるな」と思った。
ところが調べてみると、始発駅は大阪阿部野橋駅で、私の部屋から歩いて10分ほどで行けることがわかった。
きょうもあまり時間に余裕がなかったので、「駅で撮れるだけでも」と、午前10時10分発の列車を狙った。

大阪阿部野橋駅に停車中の青のシンフォニー。3両編成という短い列車だ。大阪阿部野橋駅と吉野駅の間を1日2往復している

2両目に「Blue Symphony」の文字が大きくペイントされている。この列車の正式名称はよくわからないが、アナウンスでは「青のシンフォニー」といっていた。「青の交響曲」でも「ブルーシンフォニー」でもないところに、妙なこだわりが感じられ好感が持てる

乗降口の脇にもペイントがある

1両目と3両目が座席スペースになっている。明らかに「デラックス」を意識した空間だ

2両目はラウンジスペースだ。この列車に乗るには乗車券のほかに、大人730円の特急券を買わないといけない。特急料金が520円、特別車両料金が210円ということになっている。730円はそれほどの料金でもないので、折を見て一度乗りたい