ふと中村食堂に行きたくなって

このところマンションの仕事で予期せぬことが多く発生し、疲れが徐々に蓄積しているような気がする。

そんな状態の中、きのうの午後、ふと中村食堂に行きたくなった。

「くつろいでうまいものを食うのが疲れに効くよな。そんな場所は現状では中村食堂しかないのかもしれない」と思った。

先週の金曜日に仕事の都合で行けなかったので、なんだか久しぶりのような気がした。

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きのうの中村食堂

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「疲れを取るには酒が一番」なんて勝手な理由付けをして、いつもの「焼酎ワンカップ」(税込み250円)を冷蔵庫から取り出した

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初めて見るメニューがあった。「ブタバラのチャーシュー」(税込み300円)だ。焼き豚というより煮豚だが、相当な味だった。ラーメンに載せたりするものではなく、こうして単独で食べるのがふさわしい

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粕汁」(税込み250円)も注文した。こくのある味で、なぜか懐かしさを感じる

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締めは「焼きめし」(税込み350円)。中華料理店のようなパラパラ感はないが、これはこれでありだと思う。家庭的な味だといっていい

きのう店に入るなり、おばさんに「店やってないんじゃないかと思ってたよ。閉めたほうがもうかるんじゃないの」とぶしつけに聞いた。

するとおばさんは、「確かに申請すると1日6万円の補償をもらえるかもしれへん。でもね、そんな金、売り上げたこといっぺんもないねん。そんなんで休んだら、何言われるかわからへん。コロナバブルなんて言葉も聞くけど、まっとうにやったほうがええよ」と言った。

その言葉を聞いて、世の中はおばさんのような真面目な人に支えられているんだなと思い、失礼なことを聞いた自分を恥じた。