新型コロナウイルスの感染拡大が深刻さを増している。
きょうの新たな感染者は東京都が2447人という信じられないような数字、大阪府も過去最多の607人に達した。
首都圏の1都3県にきょう、緊急事態宣言が発令され、大阪府も政府に宣言の発令を要請する方向で調整に入った。
こうした状況下でも、事態が切迫していることを身近で感じることはそう多くない。
ところが先日、仕事が終わって家の近くまで帰ってきたときのこと、ふと見上げたものが私にコロナ禍の深刻さを感じさせた。
それは「大阪市立大学医学部附属病院」だった。
夜だったので、病室から明かりが漏れてくるが、ほぼ全ての病室に明かりがついていた。
「医療崩壊」という言葉が現実味を帯びて感じられた。
私の心の中では「どうしたらいいんだ」という不安と、「避けようがないだろう」という開き直りが交錯する。
できることをきちんとやる、それしかないのだろうが…。