きのう東大阪市役所北の公園で風船を撮っていたとき、ふと見ると公園のベンチに一戸建ての家を持つ猫が、外に出て私の様子を眺めていた。
「おっちゃんはそんな得体の知れないものが好きだもんな」と言われているような気がした。
せっかく外にいるんだからと、風船を撮り終えたあと猫と向き合った。
猫は自分の家の下で、じっとしていた。
暗くてうまく撮れず、10分以上かけてなんとか1枚ものにして、「ありがとな」と声をかけて機材を片付け始めた。
すると猫は私が撮り終わるのを待っていたかのように、別の場所へ移動した。
「おっちゃん、もう十分だろう。うまく撮れたかい」と言っているように思えた。
私の心は猫に見透かされていた。