もらいものでささやかに年越し

コロナ禍によって、久しぶりに寂しい年越しとなった。

中国で暮らしていときは当たり前で、特に感じるものはなかったが、日本にいながらひとりで年を越すのはやはり寂しい。

 

と嘆いてばかりいても仕方ないので、大みそかに年越しそばを食べて、元旦に雑煮を食べた。

ありがたいことに、材料はもらいもので間に合わすことができ、ささやかに年を越した。

 

年越しそばは、「細く長くなら、ラーメンも同じだろう」と思った。

1週間ほど前に、めいが岡山の名物ラーメンを送ってくれた。

それを大みそかの夕方に作って食べた。

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めいが送ってくれたラーメン。「すわき後楽中華そば」は、ほとんどの岡山県人が知っている名物だ。ただ、最近は以前ほど店を見かけなくなったが。高校時代は週に何度も食べ、私の青春の1ページだったといっていい

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麺、スープ、たれ、チャーシュー、メンマが入っていて、本格的なラーメンを簡単に作ることができる

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出来上がった「後楽中華そば」。そのうまさに昔を思い出し、寂しさが増幅したのはなんとも皮肉なことだが

そして、けさ早く起きて簡単な雑煮を作った。

主役の餅は同じマンションで清掃員として働いている女性にもらった。

先日、妹と連絡を取ったとき、「きょうは恒例の餅つきよ」と言われ、少々つらくなった。

雑煮は私の大好物で、やはりふるさとの味に勝るものはない。

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材料は餅だけと思っていたが、せめてふるさとの味の一端をとカキを加えることにした。私の実家の雑煮は必ずカキが入る

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味付けは先日、京都で買った「あごだし」。九州の長崎県では、このだしで雑煮を作ると聞いたことがある。あごだしの味にカキの塩味が加わって、新年を祝うにふさわしい?出来だと思う

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雑煮に彩りがなかったので、栄養面も考えてサラダを作った。プチトマトの赤とキャベツの白で、「紅白」のめでたさを演出した