現役で90年余、レトロな電車に乗った

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我孫子道の車庫から駅に入線してくる「162」

けさ、大和川で南海高野線の電車を撮ったあと、阪堺電車我孫子道駅まで歩いた。

この駅には車庫があり、数多くの電車を見ることができる。

その一角に「モ161形」の「162」がとまっていた。

モ161形は1928(昭和3)年に導入された車両で、現役として90年余り走り続け、レトロな電車として鉄道ファンに人気がある。

 

162は先頭に「天王寺駅前」と行き先が表記されていた。

それを見て、「162が通常運行されている。こりゃ、めったにないチャンスだ」と思い、この電車が来るまで駅で待った。

電車はほどなくやって来て、初めてモ161形の電車に乗ることができた。

いや、きょうは朝の雲の具合といい、電車といい、運に恵まれたことを感謝しないといけない。

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我孫子道駅に停車した162。この車両は以前、緑色に塗られていたが、今は派手な赤に変わっている。その理由が車両の看板でわかった。福岡県の筑鉄電車(筑豊電気鉄道)とのコラボ企画で、筑鉄の一部で運行されている「赤電」の色にしたということだった

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162の車内。終点の天王寺駅前でほかの乗客が降りたあと撮ったが、運転士に注意されてしまった。「そうカリカリしないでよ。レトロな電車を運転していたら、こんなことはしょっちゅうじゃないの」と思った

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162の運転席。機器も味わい深い

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天王寺駅前駅に停車した162

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天王寺駅前から我孫子道へ向かって走り去る162