雨上がりに不敵な笑み

きょうは午後から久しぶりに雨が降った。

仕事が終わって西成に帰り着いたころには雨が上がっていたが、地面はしっとりと濡れていた。

「雨の日は松乃木大明神の祠に猫がいるかもしれないな」と思い行ってみた。

 

祠に猫の姿はなかったが、石の柵の上に白黒の大柄な猫がいた。

猫は濡れた石の柱の上に悠然と座っており、こちらを向いた顔は、かすかに笑っているように見えた。

「雨上がりに不敵な笑みだな。『これくらいの濡れはなんてことないぜ』ってことか」と思った。

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濡れた石の柵の上にいた猫