きのうの朝、あべのハルカスの撮影を早々に打ち切って、新世界を歩いた。
「朝日に照らされた通天閣でも狙うか」と思っていた。
しばらく歩いて通天閣の下に差しかかったとき、近くの飲食店の前に1匹の猫がいた。
その猫はまだ大人になりきっていないように見えたが、さすがに盛り場を縄張りにしているだけあって人に慣れているようで、私が近づいても動じる様子はなかった。
というより、私が呼びかけても、たまにちらっとこちらに顔を向けるだけで、私は無視され続けた。
「新世界で鍛えられた猫は肝が据わっているな」と感心した。