けさ目が覚めて外を見たら、東の空に低く漂う雲がほのかに染まっていた。
いい感じだなと思い、機材を用意して出ようとしたら、雲の色があせていた。
「仕方ない。もうひと眠りするか」と横になったが、気になったので、しばらくして外を見ると雲が再び染まろうとしていた。
「一度染まって、色があせ、それからもう一度染まるってのは、何度も見てきたことじゃないか。いつものポイントに行っていれば、いい写真が撮れたのに。経験が生かせてないな」と思いながら、部屋の窓から撮影した。
窓からの朝焼けも味わい深かったのは確かだが。