「あの世への道」で眠る子猫

おとといの金曜日、仕事が終わってからちょっとした用があり、いつもの中村食堂に寄ることができなかった。

地下鉄堺筋線の動物園前駅に差しかかったのは午後8時前だった。

それでも、西成をひと回りしたいと思い電車を降りた。

 

まずはいつもの松乃木大明神詣で。

猫は何匹かいたが、私を見るとすぐに姿を隠してしまった。

松乃木大明神は三味線を作るために犠牲になった猫を祭る神社で、脇のフェンスとの間に人が辛うじて通れるくらいの隙間がある。

そこに猫が逃げ込むと、すぐに見えなくなるので、私はあの世へつながっているんじゃないかと思っている。

 

そこを見ると2匹の子猫が眠っていた。

あの世とこの世をつなぐ使者になるには、まだ修行が足りないようだ。

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あの世への道で眠る2匹の子猫。同じような柄をしている

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私が長々と写真を撮っていたので、手前の子猫が警戒したようで、奥の子猫の後ろに避難してまた眠り始めた