きのう近鉄の「特急ひのとり」を追って、河内山本駅から普通電車に乗った。
私は先頭車両の運転席の後ろに陣取って、撮影ポイントを探そうと思っていた。
電車に乗ってその場所に行くと、先客がいた。
幼い姉妹がそこから電車のフロントガラスに流れる風景を見ようとしていた。
お姉ちゃんのほうは背が足りていて窓から外が見えたが、妹のほうは背が足りず、ぴょんぴょんと跳ねながら見ていた。
見かねたお姉ちゃんが妹を抱き上げたが、さすがに重いようで、おんぶに変えた。
仲のいい姉妹で、未来の「鉄ちゃん」への期待を抱かせた。
そういえば、河内山本駅の先にある踏切で撮影していたときも、小さな男の子が私の傍らで電車を見ていた。
近くにお母さんがいたので、3人で少し話をした。
男の子は4歳で、「特急ひのとり」にも乗ったことがあるという。
電車好きのようで、「大きくなったら電車の運転士さんになりなよ」と言ったら、なんだか恥ずかしそうにしていた。
「電車は子どもの夢も乗せて走っているんだな」と思った。
