ぶらっと天神橋筋その35 路地にある上海料理の店

中崎町の職場での作業が1日ずれ込んで、きょうまでとなった。

ということで、月曜恒例の「ぶらっと天神橋筋」も、職場から歩いて行ける場所で探した。

この先はなかなか来られそうにないので、「やはりあそこに行っておかなきゃ」と思い、JR大阪環状線天満駅周辺にある雑多な飲食店街へ行っった。

 

そこで見つけたのが、路地にある上海料理の店「紫微星」だった。

大阪に来て27年になるという上海人の老板(経営者、飲食店なら主人、大将といったところか)が話し好きで、飲み食いしている時間より話をしている時間のほうが長いくらいだった。

f:id:sanchan60:20200727215523j:plain

「紫微星」。天満駅の出口から歩いて30秒ほどの場所にある。路地に面して飲食店が軒を連ねている。店名の紫微星は北極星のある小熊座のベータ星で、中国では古代から星の中で上位にランクされているらしい

f:id:sanchan60:20200727215557j:plain

店内はけっこう広い。高級感はそれほどないが

f:id:sanchan60:20200727215631j:plain

酒は中国らしいものをと「紹興酒」(税抜き490円)を注文した。コップ1杯でこの値段はちょっと…

f:id:sanchan60:20200727215658j:plain

酒のおともも中国(上海)らしいものをということで「小籠包」(税抜き450円)にした。中のスープが熱々で、かなり本格的だった

f:id:sanchan60:20200727215724j:plain

締めは「陽春麺」(税抜き450円)を頼んだ。上海名物とうたっていたが、私の10年余りの上海生活では食べたことのない味だった。老板が持ってくるなり、「麺を食ってみろ」「スープを飲んでみろ」と言うので、写真を撮り忘れ、食べかけを撮影せざるを得なかった

総じていうなら、「紫微星」は1人でぶらっと立ち寄る店ではなく、数人で本格的に中国(上海)料理を食べるときに利用するべき店だ。

老板も「大阪にいる上海人の多くがうちの常連だよ」と言っていた。

先客である日本人の男女2人組も、中国の話に花を咲かせながら、豪勢に飲み食いしていた。

私には縁遠い店なのかもしれない。