梅雨空に響くセミの声

きょうは朝から梅雨らしいどんよりとした曇り空が広がった。

天気予報を見ても曇りのマークが並んでいるだけ。

「せめて雨でも降ってくれれば、それなりの写真が撮れるんだけど」と思いながら、窓を開けて空を見た。

 

するとセミの声が、そこかしこから聞こえてきた。

真夏の風物詩だと思っていたセミは、梅雨明け前から盛んに鳴いていた。

「梅雨空に響くセミの声か。季節は確実に進んでいるんだな」と思い、セミを撮りに行くことにした。

 

家の近所でもセミの声はしていたが、一般の住宅の近くで三脚を立てて撮ったりすると、ただでさえ風体のよくない私のことだから、何を言われるかわからない。

公共のスペースが広い岸和田駅前に行った。

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駅前の木に止まっていたセミ。「シャーシャー」と大きな声で鳴くクマゼミ

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近くの別の木でもクマゼミが鳴いていた。たくさんいるのはわかるのだが、その姿を見つけようとすると意外に難しい

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セミはオスが鳴いてメスを呼ぶという。一生のうちの大半を地中で暮らすセミは、地上にいるわずかな時間を全力で生きているように思える

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きょうの岸和田駅前。この時間は日が差していた