きょう、仕事が終わってから、大阪有数の繁華街・梅田の一角にある「お初天神」へ行った。
梅雨らしいぐずついた天気の一日で、仕事をしながら、ふと雨のお初天神はどんな感じかなと思った。
この神社は本来の名を「露天神社(つゆのてんじんしゃ)」といい、江戸時代の元禄年間に、遊女「お初」と手代「徳兵衛」の悲恋の舞台となった。
以来、お初天神の名で親しまれ、今では本来の名を知る人はほとんどいないといっていい。
神社に着いて「確か、お初の像があったはずだけど」と思って探したら、すぐに見つかった。
驚いた。
お初と徳兵衛がマスクをかけていたのだ。
この神社の正式名称がマスクに書かれていたので、参拝者のいたずらではなく、神社側の配慮だろう。
お堅いイメージのある神社も意外に遊び心があるもんだと感心した。