「大阪猫の陣」の始まりだ

きのうの夕方、天王寺公園から通天閣を撮ったあと、近くの茶臼山を通ったところ、数匹の猫を見かけた。

そのときは時間がなく素通りするしかなかった。

茶臼山は豊臣と徳川が雌雄を決した「大坂夏の陣」で、戦いの舞台になった。

古戦場にいる猫が撮りたくなって、きょうの仕事帰りに再び足を運んだ。

 

じっくりと探すと、茶臼山だけでなく、その周辺にも猫がいた。

警戒心の強い猫の姿は、戦場の武将を思わせた。

さあ、豊臣方と徳川方に分かれて、「大阪猫の陣」の始まりだ。

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茶臼山の麓にある公園で、木の根元に座り一点を見つめていた猫。大坂夏の陣でいえば、豊臣方の浪人大将・真田幸村が作戦を考えているところだろう

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草むらに潜んでいた猫。真田十勇士の1人で、忍術の名人とされる霧隠才蔵をもじって、私はこの猫を「草隠にゃんぞう」と名付けた

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茶臼山に近い「一心寺」の門の下から外をのぞいていた猫。夏の陣で抜け駆けをして真田勢と対峙した徳川方の松平忠直といったところか。一心寺には大坂の陣にまつわる数々の逸話がある

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一心寺の近くの立派な料亭にいた猫。これは後方の本陣で指揮を執る徳川方の総大将・徳川家康だろう