私の家の近くにある岸和田天神宮の物置の脇に、1本の梅の木が立っている。
物置やすぐそばの大きな木、細い道路を隔てた家にさえぎられ、日がほとんど当たらない。
そんな日陰の身の梅も花の盛りが過ぎ、散り落ちる花も多くなった。
しかし、その木の中でも根元に近いほうは、条件がさらに厳しい。
そこにもいくつかの小さなつぼみがあり、「そろそろ咲いたかな」と思いながら毎日のように見ているが、なかなか咲かない。
「日陰の身はやはりつらいのか。まさか咲かずにしぼんでしまうんじゃないだろうな」と心配になる。
「頑張って咲けよ」という思いを込めて、きょうの午後、撮影に行った。