
旅の中で最も印象に残った伊吹山
おととい、久しぶりに東京へ行った。
懐具合を考え、「青春18きっぷ」を活用して、できる限り在来線を乗り継いで行こうと思った。
苦肉の策ではあったが、それはそれで楽しい旅ができた。

起点はJR大阪駅。午前6時39分発の「快速」に乗った

空は一面の雲に覆われていたが、日の出の時刻が近づくと東の空が赤く染まった

古都・京都も今回は素通りだ。写真は鴨川の流れ

米原駅で大垣行きの普通列車に乗り換えた

伊吹山撮影のために途中下車したのが、この「近江長岡駅」だ。利用者の少ない静かな駅だった

近江長岡駅からは豊橋行きの「特別快速」に乗った

伊吹山地を越えると関ヶ原に差しかかる。1600年の天下分け目の戦い「関ヶ原の合戦」の舞台を電車が走る

濃尾平野を潤す木曽川を渡る

今年9月半ばに行った名古屋も今回は素通りした

豊橋駅で浜松行きの普通列車に乗り換える。3両編成という短い列車だったこともあり、かなりの混雑だった

静岡県に入ると、やがて浜名湖が見えてくる。新幹線より少し南を走るため、眺望はいまひとつだ

浜松駅で興津行きの普通列車に乗り換える。この列車はそれほど混んでいなかった

天竜川を渡る。私はこの「天竜」という名前が好きで、昔からこの川を見るのが好きだった

大井川を渡る。言わずと知れた昔の東海道最大の難所だ。これだけの川に橋を架けなければ、通行が大変になるのは当然だ

静岡駅で在来線の乗り継ぎを断念し、新幹線の「こだま」に乗る。この日は時間的に限界だったが、夜までかかってもいいなら、東京まで在来線で行けることがわかった

富士山は分厚い雲の中。白い雪をいただいた秀麗な姿が見られると期待していたのだが。手前は富士川の流れ

品川駅に到着。私が東京で暮らしていたころは、あか抜けない駅だったが、新幹線の停車を機に面目を一新し、現代的な駅になった
大阪駅を午前6時39分に出て、品川駅に午後3時9分に着いた。
8時間30分かけて大阪から東京にたどり着いたことになる。
今回は静岡からの「こだま」の料金5940円と青春18きっぷの1回分2410円を合わせ8350円かかった。
「のぞみ」の自由席なら2時間半ほどで、料金は1万3870円だ。
約6時間多く費やして、5520円節約できた。
ちょっとしたアルバイトだと考えれば納得できる。
それに加えて楽しかったのだから、今回は文句なしということにしておこう。