中村食堂で「ビフテキ」

きょうは仕事帰りに西成の中村食堂に寄って、「ビフテキ」を食べた。

最近、ビーフステーキの愛称であるビフテキという言葉をとんと聞かなくなったが、私が子どものころは高級料理の代名詞のようなものだった。

「きょうはおまえの高校合格の祝いだ。ビフテキと張り込むか」といった言い方をしたものだ。

 

そんなビフテキが庶民の食堂である中村食堂のメニューに、「牛ステーキ」の名で載っている。

それがずっと気になっていて、いつかは食べようと思っていた。

きょうは朝と昼の食事を節約して、夜のビフテキに備えた。

f:id:sanchan60:20191220214250j:plain

夜の中村食堂。この光景を見るとほっとするようになってきた

f:id:sanchan60:20191220214322j:plain

中村食堂の「ビフテキ」。私と同年代と思われる女性の調理だけあって、明らかに焼き過ぎだ。私が子どものころは、「肉はしっかり焼くもの」というイメージがあった。肉の上に載ったニンニクが効いている

f:id:sanchan60:20191220214357j:plain

壁に張り出されたメニューの中で異彩を放っているといっていい「牛ステーキ」。700円(税込み)はこの店で値段が最も高い料理だ

f:id:sanchan60:20191220214434j:plain

ビフテキに合う酒は赤ワインかななんて気取ってみたが、そんな酒はこの店にはない。きょうは瓶ビール(税込み450円)にした