堺の堀端で気を吐く紅葉

きのうの朝、南海電車堺駅で途中下車して、堀端の紅葉を撮りに行った。

紅葉は電車からよく見えるが、盛りを過ぎているのは明らかで、名残の紅葉が撮れればと思っていた。

 

ところが、行ってみると紅葉真っ盛りといえる木が1本だけあった。

何の木かはっきりしないが、春に来たときのことを思い起こすと、桜(ソメイヨシノ)だと思われる。

ほかの木が葉の大半を落としているのに、なぜこの木だけ「まだ紅葉は終わりじゃないぞ」と言わんばかりに気を吐いているのだろう。

気骨があるのか、それともただの変わり者か。

いずれにしても、この時期に美しい紅葉を見せてくれたことはありがたい。

f:id:sanchan60:20191216233732j:plain

堺の堀端の木。桜だとすると乱れ咲きならぬ乱れ染まりといったところか

f:id:sanchan60:20191216233826j:plain

木の近くの線路で南海電車がすれ違った

f:id:sanchan60:20191216233900j:plain

赤く染まった木が、堀にうっすらと影を落としていた