2019-12-15 舟屋の里伊根への長く面白い道 きのう丹後半島の伊根へ行った。 そこまでの道は、大阪から始まり、兵庫、京都へと2府1県をまたぐ長く面白い道だった。 伊根の滞在時間が短かったのは、天気が悪かったからというより、そこに着くまでに「おなかいっぱい」という気分になっていたからだろう。 スタート地点はまだ夜明けやらぬ大阪駅だった 途中の福知山へ向かうため福知山線の「丹波路快速」に乗る。土曜日の早朝とあって、車内は空いていた 線路が山あいに入ると霧が出てきた。霜の降りた田んぼも多くなった 福知山に近づくと、田んぼ、山、霧がミックスした風景が見られた 福知山からは京丹後鉄道宮福線の列車に乗る。私にとってきのうの最大の収穫はこれだった。レトロなディーゼル車は、「次の撮影のターゲットはこれだ!」と思わせるに十分だった 列車の中もぐっとくるレトロな雰囲気だった 途中の牧駅のすぐ近くに「福知山念法寺」という大きな寺があった 霧に覆われた山を各所で見ることができた 京丹後鉄道の宮津駅。この私鉄のターミナル駅の1つだが、規模は小さく親しみの持てる駅だ 宮津駅からは丹後海陸交通の「丹海バス」に乗る。運賃はある距離を境に400円から上がらなくなる。写真は帰りのバス バスは日本三景の1つである天橋立をかすめるように走る。海の向こうの松並木が天橋立だが、バスの中からはその美しさを見て取ることができない 天橋立を過ぎると海岸に沿って延びる道路を走るようになる。目的地である伊根は近い で、せっかく舟屋の里、漁業の町に来たのだからと、魚を食べに行った。 食事ができる場所は意外に少なく、観光案内所で薦められた「兵四楼」という店に行った。 「兵四楼」。店の外にメニューや値段の表示がなく、ちょっと敷居が高そう見える。ネットでだいたいの値段を調べてから入った 注文したのは「お造り定食」(税込み1800円)だった。やはり海辺の町では新鮮な魚を生で食べたい 刺身は左からヒラマサ、スズキ、ハマチ、イカ。納得の味だった。これを食べられただけでも、伊根に来たかいがあったというものだ 酒は地元の「京春」(2合で税込み1200円)。寒いので熱かんにしてもらった。酒飲みの2人が1本で足りるはずはなく、「同じのをもう1本」とお代わりをした