膝の上のミーちゃん

けさ、西成へ猫を探しに行った。

寒さが厳しさを増したためか、猫の姿はほとんど見られなかった。

諦めて出勤しようと地下鉄の出口に近い路地を通りかかったとき、ミーちゃんを発見した。

それも近所のおっちゃんの膝の上で。

 

ミーちゃんを初めて見たのは3カ月ほど前で、それから何度も顔を合わせていた。

ミーちゃんはこのあたりのマスコット的存在だが、人の膝の上で寝ているとは思わなかった。

おっちゃんは「きょうは寒いからな。ここから動こうとせえへんねん」と言いながら笑っていた。

ミーちゃん、いい人に巡り合えてよかったね。

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ミーちゃんはおっちゃんの膝の上で丸くなり、その上から毛布をかけてもらっていた。VIP待遇だ

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目覚めて私を見たミーちゃんは「なに勝手に撮ってんだよ」と言わんばかりの厳しい視線を送ってきた。「もう俺たちは友達じゃないか」と思っているのは私だけのようだ