2019-11-12 春木漁港の朝 きょうは、ふと海を見たくなって、早朝から岸和田市の春木漁港へ行った。 南海電鉄の和泉大宮駅から歩いて15分ほどで着く。 この港は大阪府で1、2を争う水揚げ量を誇っているという。 漁港ではまだ暗いうちに船が漁から戻り、水揚げで活気づいている。 そんな様子を思い描いて朝早くから行ったのだが、私が着いたときに仕事をしていた人はほんの2、3人だった。 それでもまずまずの天気に恵まれ、漁港の朝のすがすがしさを感じることができた。 午前6時を回ったばかりの春木漁港。空は白み始めているが、港はまだ暗い やがて雲が赤く染まり、それを映す港の水面も赤く染まった。高架道路は阪神高速4号湾岸線だ 雲をオレンジ色に染めながら朝日が顔を出そうとするが、高架道路の向こうの建物が邪魔してなかなか拝めない 場所を変えると建物の隙間から日が差していた。この近くで大勢の漁師がたき火にあたっていたので、出漁の時間が近づいていたのだろう 港に朝日が当たるようになった。湾岸線の橋が都会の漁港らしさを感じさせてくれる 漁港の主役は海でも陸でも漁師だが、脇役もいる。海の脇役は漁港につきもののカモメだ。これは普通のカモメではなく、「セグロカモメ」だろう 陸の脇役は猫だ。魚の匂いがするからか、数匹の猫が港でたむろしていた。この猫は魚を入れる発泡スチロールの箱のふたを座布団代わりにして、私の行動に目を光らせていた