岸和田ではきのうの夜、雨が激しく降った。
きょうの未明からは強い風が吹き、ヒューヒューと冬到来を思わせるもがり笛が聞こえた。
「この風は木枯らし1号に違いない」と思い、けさ、通勤途中で住吉公園に寄って、晩秋から初冬を感じさせる光景を探した。
ところが、きょうの風は木枯らし1号ではなかった。
木枯らし1号は10月半ばから11月末までの間に初めて吹く毎秒8メートル以上の北寄りの風のことで、その条件を満たせなかったのだろう。
岸和田ではそんな風が吹いたと思うが、大阪市内は状況が違っていたのかもしれない。
きのうは二十四節気の1つ「霜降」だった。
文字通り霜が降り始めるころとされる。
「霜降の次の日に木枯らし1号か。うまくできているな」と思ったが、天気はそう都合よく変わってはくれない。