「木枯らし1号」と思いきや

岸和田ではきのうの夜、雨が激しく降った。

きょうの未明からは強い風が吹き、ヒューヒューと冬到来を思わせるもがり笛が聞こえた。

 

「この風は木枯らし1号に違いない」と思い、けさ、通勤途中で住吉公園に寄って、晩秋から初冬を感じさせる光景を探した。

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住吉公園の池のほとりにある桜の木。春に目を楽しませてくれた桜も、紅葉の季節を迎えつつある。といっても、桜の紅葉はそれほど見応えのあるものではない

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緑の葉に囲まれるようにして赤く染まった葉。桜の紅葉はぽつぽつと葉が染まって、すぐに落ちていく

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風の影響か、公園の小川のほとりに桜の葉がたくさん落ちていた

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公園の石の上に小さな柿が2個並んでいた。近くに柿の木はないので、誰かが置いていったものだろう。それでもなんとなく秋の深まりを感じさせてくれる

ところが、きょうの風は木枯らし1号ではなかった。

木枯らし1号は10月半ばから11月末までの間に初めて吹く毎秒8メートル以上の北寄りの風のことで、その条件を満たせなかったのだろう。

岸和田ではそんな風が吹いたと思うが、大阪市内は状況が違っていたのかもしれない。

 

きのうは二十四節気の1つ「霜降」だった。

文字通り霜が降り始めるころとされる。

霜降の次の日に木枯らし1号か。うまくできているな」と思ったが、天気はそう都合よく変わってはくれない。