嫌われ者これにあり

おとといの朝からきのうの朝にかけ、足掛け2日、丸1日使って、岡山の実家を往復した。

高齢のため、かねてから施設に入所していた叔父の容態が悪化したためだ。

 

いつものように大阪から岡山まで在来線の電車に乗った。

在来線のよさは周辺の風景を間近に眺められることだ。

車窓を流れる景色を見て、秋の色が濃くなっていることに驚いた。

派手な黄色の姿が印象的なセイタカアワダチソウが線路沿いの各所にあることにも驚いた。

 

セイタカアワダチソウは繁殖力が旺盛で、在来種の生態に影響を与えることから、外来生物法で要注意外来生物に指定されている嫌われ者だ。

私の実家の最寄り駅であるJR瀬戸大橋線妹尾駅の近くに、この草が群生している場所があった。

「嫌われ者これにあり」と言わんばかりに幅を利かせているこの草を見に行った。

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セイタカアワダチソウの群生地の脇を走るJR瀬戸大橋線の列車。跨線橋の上から撮影

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群生地の脇で撮影。列車は高松から瀬戸大橋を通って岡山に向かう「快速マリンライナー」だ

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セイタカアワダチソウはその名の通り背が高く、私を見下ろすかのようだった

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セイタカアワダチソウの脇にススキがあった。ススキは月見につきもので、秋の風物詩として親しまれている。一方、セイタカアワダチソウは嫌われ者扱いされる。人の勝手な都合でしかないのになと思った

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近くに秋を象徴する花の1つであるコスモスが咲いていた