きのうの仕事帰り、いつものように大阪天満宮に寄った。
狙いはもちろん「三匹の黒猫」だ。
まず彼らのねぐらである星合茶寮へ行った。
しかし、姿は見えず。
「こりゃ、境内にいるな」と思って行ったら、案の定いた。
3匹のうちの一番大きないつもの黒猫が、神社の賽銭箱の下でじっとしていた。
そのうちにいなくなり、私も星合茶寮へ引き返した。
しばらく待っていると、茂みの陰で何かが動いたような気がして、よく見たらさっきの黒猫だった。
そして、近くの祠に飛び乗った。
私がそろそろと近づいても動かず、「さあ撮れよ」と言わんばかりに座っていた。
この猫を賽銭箱の下で見たときから、「神社の建物と絡まないかな」と思っていた。
それが驚くようなタイミングで、私の前に現れた。
「おい、こら、黒猫。おまえってやつは俺の心が読めるのか」、そう思わずにはいられなかった。