2019-10-15 中国写真館その30 上海蟹の聖地「陽澄湖」 夕焼けに染まる陽澄湖 上海の秋を彩る「上海蟹」。 その聖地は上海の西隣の江蘇省にある「陽澄湖」だとされる。 陽澄湖は古都・蘇州の北東に位置し、面積は約120平方キロ、日本で2番目に大きい湖である霞ケ浦の3分の2ほどの大きさだ。 私は陽澄湖へ2010年10月と13年10月に行き、上海蟹を食べまくり、関係者からさまざまな話を聞いた。 陽澄湖はのどかな雰囲気を残し、上海蟹はその豊かな自然の中で成長していた。 陽澄湖では主に東岸で上海蟹の漁や養殖が行われている。湖は大平原の真っただ中にあり、周囲に山がないので、対岸は線のようにしか見えない 湖で漁をする舟。水深が浅いので大型の船は通行できない 陽澄湖で上海蟹を食べるなら、この「美食街」が一番だろう。多くの店が軒を並べ、どの店に入ろうかと悩むほどだ 湖岸には上海蟹を売る店が並んでいる。「社巧根蟹船」という店に寄った 店は湖の上に立っている。養殖用のかごの上には蟹がへばりついていた 店主の社巧根さん。蟹を育てて10年余りというベテランだ 奥さんの汪建英さんが蟹を糸で縛ってくれる。蟹があばれて傷つかないようにするためで、ほとんどの店でこうして販売している