待てば「だんじり」の日和あり

きのうときょうの2日間、岸和田の「上のだんじり」が繰り広げられた。

といっても、きのうは台風19号による雨で、繰り広げるというところまではいかなかったのかもしれないが。

 

きょうは曇りがちの空ながら、まずまずの天気になった。

上のだんじりなら黄金色に染まった田んぼとの絡みを狙わないわけにはいかないと思い、ネットで曳行ルートを調べて、午後から真上(まがみ)という集落へバスで行った。

 

田んぼはルート沿いの所々にあり、稲もいい感じに染まっていた。

しかし、肝心のだんじりが来ない。

交通整理をしている関係者に聞くと、「ここをだんじりが通るのは行き帰りのときだけや」とのこと。

遠くでだんじりのはやしが聞こえ、「あそこへ行けば勇壮なだんじりが見られるんだろうな」と思いながらも、「ここで移動しても、下のだんじりとそう変わらない写真しか撮れない」とこらえ、じっと待った。

 

待つこと約2時間。

夕日が西の空に沈もうかというころ、だんじりが帰ってきた。

それも何台も。

だんじり、田んぼ、夕日の絡みが撮れ、ついでにやりまわしも1回だけながら見ることができた。

「きのうの台風のこともある。待てばだんじりの日和ありだな」と思った。

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待ったかいあって、いいタイミングでだんじりが帰ってきた

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日が陰ってもだんじりが続いた。だんじりの屋根に乗る大工方も最後の踊りを披露していた

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今年最後のやりまわしを終えたばかりのだんじり。名残を惜しむように、同じカーブで何度もやりまわしをしていた