きょうは午後から天気が崩れ、しとしとと雨が降ってきた。
仕事が終わり、夕暮れの街を傘を差しながら歩いているとき、「西成の猫たちは雨の中でどうしているんだろう」と思った。
で、行ってみた。
さすがに猫の姿は少なく、「こうなったらあの家だ」と、数多くの猫がいる家へ向かった。
予想通り家の周りに数匹の猫がいた。
子猫の物語を聞いた2匹の猫も、大きな猫に混じって元気に動き回っていた。
この家のおばあさんが出てきて、少しだけ話をした。
私は野良猫に寛容な家だと思っていたが、おばあさんははっきりと猫を飼っていると言った。
事実、家の周辺の猫は餌をもらっていた。
ただ、普通の飼い猫と違うのは、猫の行動が勝手気ままなことだ。
別の家の軒先で寝ようとしている猫もいた。
野良猫をかわいがり、面倒を見てやることを楽しんでいる。
おばあさんと猫の関係はそんなふうに見えた。