大和川でのチン電撮影とちょっとした余談

きょうは昼で仕事を終えた。

私はささやかな副業をしており、それでなんとか普通の生活を維持している。

その副業で得た収入に住民税が課せられるのをうっかりしていた。

岸和田市役所から呼び出しがあり、きょうがその期限だった。

 

私は大した社会貢献もしていないので、「納めるべき税金くらいはきちんと納めないといけない」と思っている。

で、きょうの午後、真夏のような暑さの中、汗をかきながら市役所まで歩いて行った。

 

担当の窓口に行ったところ、応対してくれたのは若くてきれいな女性だった。

ひとしきり手続きをしたあと、私が「住民税がかかるとは思っていませんでしたよ」と冗談を言うと、その女性は「所得があったものには税金がかかります」と冷たく言い放った。

これにはカチンときた。

税金を納めるのは国民の義務とはいっても、俺が稼いだ金だぜ。

この収入を得るのにどれだけ大変な思いをしたかわかっているのか。

だいたい、世間一般で金を払うほうが汗をかきながら相手の所に行って「これを受け取ってください」などと言うか?

あんたは1通の封書を送りつけただけで、事が済むと思っているのかもしれないが、冗談じゃない。

「公僕」という言葉の意味を調べて、態度を改めたほうがいいよと思った。

 

というのが長ったらしいちょっとした余談で、昼で仕事を終えた本当の理由は、大和川でチン電を撮りたかったからだ。

日の入りの方角が少しずつ南寄りになって、川の北岸で電車を狙えるようになってきた。

金の面では苦労が絶えないが、きょうはいい写真が撮れて、いい一日だったということにしておこう。

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夕日が電車の向こうに沈んでいく。暑い時期は電車のブラインドが下りていることが多く、なかなか絵にならない

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来る電車をすべて狙っていると、不思議なことにブラインドが開いた電車が1つだけ来る。「この電車で写真を撮ってください」と考えているはずはないが

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日の入りの時刻が過ぎて、西の空が赤く染まった。こんな風景が見られるから、夕方の撮影はやめられない

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残り火のような光が、印象的な光景を演出した。昼と夜の境目は面白い