「猫の日」に出合った風の又三郎

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猫の日に得意の木登りを披露する猫

きょう2月22日は「猫の日」だそうだ。

「222」と猫の鳴き声「にゃん、にゃん、にゃん」の語呂合わせというなんとも単純な理由でそうなったらしい。

 

そんな話を昼休みに何気なくネットを見て知った。

「世間に広く知られてはいなくても、猫の日と聞いては黙っていられない」と、仕事帰りに東大阪市役所の北にある公園へ行った。

 

そこで出合った猫は、わずか10分ほど私と遊んでくれたあと、忽然と姿を消した。

その振る舞いは宮沢賢治の小説の主人公「風の又三郎」のようだった。

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木から下りて植え込みの脇に移動し、私に向かってポーズを取った(ように見えた)

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やがて毛づくろいを始めた

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「平和祈念」と書かれた石碑の上に寝そべった。私が近づいて撮ろうとする前にどこかへ行ってしまった

 

1粒で2度おいしい

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回送列車となって大和川の鉄橋を渡る「青のシンフォニー」

きのうの夕方、大和川の鉄橋を渡る「青のシンフォニー」を撮ったあと、川の上流に移動して、近鉄南大阪線の電車をシルエットで狙った。

撮影ポイントへ1回行って2つのコンセプトの写真を撮ろうというわけで、アーモンドグリコの「1粒で2度おいしい」を地でいこうとした。

 

時間的には問題ないと踏んでいたが、上流の撮影ポイントへの移動に少し手間取った。

それでも来る電車を次から次へと撮っていると、回送列車となった青のシンフォニーも通りかかった。

そんなこんなで慌ただしい撮影だったが、十分に楽しめた。

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上流のポイントにたどり着いたときには、夕日がかなり落ちていて、電車と鉄橋の隙間からしか見ることができなかった

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夕日が鉄橋の陰に隠れた

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鉄橋の下に夕日が顔を出した

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きのうは深追いをせず、日の入りの時刻を少し過ぎたあたりで引き揚げた

 

3週連続の「青のシンフォニー」

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きょうの夕刻、大和川の鉄橋を渡る「青のシンフォニー」

先々週、先週と日曜日ごとに近鉄の特急「青のシンフォニー」を追いかけた。

そして、きょうも大和川の鉄橋を渡る青のシンフォニーを狙った。

 

先週行ったとき、夕刻ならいい光の中で生駒山から続く山並みと青のシンフォニーを絡めて撮れると思った。

「まあ春分の日あたりのことだろう」と高をくくっていたが、調べてみると、運行時刻の関係でこの時期が最適であることがわかった。

 

3週連続で1つの列車を追いかけるとは…。

私の鉄ヲタぶりも板に付いてきたかな?

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青のシンフォニーの直前に下りの特急列車が通りかかった。車体が明るい色なので、夕日の反射がきつい

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川面に身を乗り出すようにして撮影。川の流れがもう少し穏やかだとよかったのだが

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「下りの特急が来たぞ」と思ったら2両だけ。これは何だったんだろう

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鉄橋の北のたもとに立って列車を待っていたら、あまり見かけない車両がやって来た

 

思い出はモノクロームその10 朝の「ジャンジャン横丁」

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朝のジャンジャン横丁

私が住んでいるマンションから北に少し歩いて広い道路を越えると、浪速区になる。

浪速区の繁華街といえば、真っ先に浮かぶのが通天閣に象徴される新世界だろう。

その南に「ジャンジャン横丁」がある。

 

狭い通りの両側に飲食店や娯楽の店が軒を並べ、夜は活況を呈している。

と言いたいところだが、新型コロナウイルスの感染拡大で、このところそれほどのにぎわいは見られなくなっている。

 

夜の盛り場であるジャンジャン横丁に、出勤のついでに寄ってみた。

静まり返った横丁もけっこう味わい深い。

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雑然としたジャンジャン横丁らしい一角があった。看板、貼り紙、落書きが混然一体となっている

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ふと見上げると壊れた看板が目に入った。「閉店して久しいんだろうな」と思っていたが、夕方通ったときに見ると立派に営業していた。失礼しました

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射的の店の看板が通りの脇に出しっぱなしになっていた。よく見ると、近くにマスクが落ちていて、今時の光景だなと思った

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閉店した串カツの店があった。シャッターが下りていなかったので、中をのぞくことができた。いろいろな人が働き、いろいろな人がやって来たんだろうと考えると、少し悲しくなった

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通りの北の端にある立ち食いうどんの店は朝から繁盛していた。かけうどんが170円というのは驚きの安さだ

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通りに朝日が差し込んできた。ジャンジャン横丁の眠りはまだしばらく続くのだろうが

 

やっぱり日向は暖かいよ

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朝の日差しを浴びていた猫

けさ、家を早めに出て、松乃木大明神へ行った。

天気は上々で、路地の所々に日が差していた。

祠に続く道の両側に顔なじみの猫が数匹いたが、祠の周辺には姿がなかった。

 

引き返そうとして前を見ると、去年の春に生まれた猫が日差しの中にいた。

その姿はいかにも気持ちようさそうに見えた。

「寒さにもだいぶ慣れてきたけど、苦手なことに変わりはない。やっぱり日向は暖かいよ」という猫の思いが伝わってくるようだった。

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白黒の猫と母猫も日向ぼっこをしていた

 

通天閣に赤い雲の帯

きのうの朝、外を見ると厚めの雲が空を覆っているように見えた。

「この様子なら、ゆっくり朝めしが食えるな」と思い、支度をしながら再び外を見ると、通天閣の背後に赤い雲の帯が何本も見えた。

「おいおい、油断も隙もあったもんじゃないな」と、急いでベランダに出て撮影した。

おかげで、支度をしかけた朝めしを食べ損なってしまったが。

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通天閣と背後の赤い雲の帯

 

中村食堂で先輩の意地を見せる

きょうも金曜恒例の中村食堂詣でをした。

私は中村食堂の客の中では、まだまだ若輩者だと思うが、けっこう通っているので、別の客から先輩扱いされることがたまにある。

きょうも行きがかり上、新参者に中村食堂の心得的なものを教えることになり、先輩の意地を見せることになった。

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きょうの中村食堂。日が長くなって、通りもはっきり見えるようになった

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酒はひたすら「焼酎ワンカップ」(税込み250円)にした。ひたすらといっても2本飲んだだけだが

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「高野豆腐の煮付け」(税込み200円)をつまみにした。このあとは…

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いかにも「西成の人だな」という数人が入ってきた。その中の1人が「ホタルイカってなんや」と言うものだから、「なんやそんなんも知らんのか」と頼んだ。これは税込み250円

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続いて「ラーメンが200円ってどういうことや」ということになって、これを注文した。しかし、その客は私のラーメンを見ただけで注文しなかった。「どういうこっちゃ」と言いたくなった